老眼になったら矯正が必要です
老眼になってしまったら矯正が必要になります。
老眼に気づきながら、無理をして日常生活を送っていると老眼の進行は早くなり、また見づらい文字をがまんして読んでいると目疲れから眼精疲労へと発展することもあります。
ですから、老眼になったら正しい方法で矯正しなければなりません。
一番簡単な方法は老眼鏡をかけることです。
最近では老眼鏡もファッショナブルで機能性の高いモデルも多くなり魅力的なメガネが多くなっています。
しかし、老眼になったことで初めてメガネをかける場合、少し抵抗を感じませんか?
今までに身につけたことがないものをつける。
そして何よりも「老眼鏡をかけている」ことへのコンプレックスのようなものを感じませんか?
そんなあなたは、コンタクトレンズを選択肢の一つとして考えてみましょう。
コンタクトレンズにも遠近両用タイプがあり、老眼の矯正も可能です。
老眼コンタクトの種類
老眼用コンタクトレンズの種類は、ソフト、ハード、ワンデー、2ウィークなどの4つのタイプから選べます。
初めてコンタクトレンズを使われる場合は、ソフトを選ばれた方がいいかもしれません。
個人差はありますが、目に入れた時の異物感や違和感はソフトコンタクトレンズの方が少ないからです。
ハードの場合、その違和感のために初めは装着時間を2、3時間くらいからはじめて少しずつ慣れていく必要があります。
ただ、ハードの方が耐久性が高く長い期間使用できます。
酸素の透過性も高いという利点もあります。
長期間使用できるのでコストパフォーマンスで考えるならハードコンタクトを検討してもいいかもしれません。
また老眼用のカラコンもありますが、国内メーカーでは現時点では生産されていません。
海外メーカーへの発注になりますが、安全性を考慮するとあまりおすすめはできません。
乱視が強い人はハード?
乱視が強い人はハードの方が向いていると言われていますが、乱視のコンタクトレンズの矯正は近視のタイプよりも難しく、度数の他にも、レンズの方向、レンズの安定性が必要になるので眼科医と相談の上、ご自身に合ったコンタクトレンズを選択することをおすすめします。
スポーツをする人はソフト!
スポーツをされる方にはソフトの方が向いていると言われています。
ソフトの方がハードコンタクトレンズよりサイズが大きく角膜(黒目の部分)に密着してまぶたが覆うため、激しい動きをしてもはずれにくいからです。
ソフトコンタクトレンズにはワンデーと2ウィーク、マンスリーから選べます。
どちらも使い捨てタイプです。
ワンデーは1日使ったら捨てられるので、ケアの必要がなく便利です。
定期的な検診で度数もチェック
老眼に限らず、コンタクトレンズを使う時は眼科で定期的な検査が必要です。
老眼は70歳くらいまで進行するので、老眼の度数もその度にチェックしましょう。
度数の進み具合により、装着するレンズも変わります。
自分の目に合っていないレンズを装着していると、眼精疲労の原因になったり老眼の進行を早めることにもなります、
定期的な検診で目の健康状態と度数をチェックしましょう。
老眼コンタクトの値段
老眼コンタクトの値段は、ワンデー、2ウィークなどの種類やメーカーにより価格は異なります。
また、通販でも購入は可能です。
その際も販売されているショップで値段は違います。
ワンデータイプ値段の目安
ジョンソン&ジョンソン
ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル [30枚入り]
¥3400くらいから
(商品のシリーズや他メーカー、取り扱いショップで更に金額の安いものはあります)
2ウィークタイプ値段の目安
ボシュロム
メダリスト マルチフォーカル [6枚入り]
¥2800くらいから
(商品のシリーズや他メーカー、取り扱いショップで更に金額の安いものはあります)
マンスリータイプ値段の目安
エイコー
ソフトマンスリーモード B.C.8.60 [3枚入り]
¥2800くらいから
(商品のシリーズや他メーカー、取り扱いショップで更に金額の安いものはあります)
ハードコンタクトレンズ値段の目安
メニコン
メニコンZ [1枚]
¥12800(店頭価格)
(商品のシリーズや他メーカー、取り扱いショップで更に金額の安いものはあります)
メニコンの定額制システム
コンタクトレンズのパイオニアとして有名なメニコンでは月々の定額制でコンタクトを利用できる「メルスプラン」というシステムがあります。
トラブルがあった時は新しいコンタクトと交換できたり、視力が合わなくなったら度数・種類の変更ができる便利なシステムです。
いつでも安心で安全なコンタクトライフを送るためにはメニコンのメルスプランを検討されてもいいでしょう。
片目だけコンタクト装着で老眼対策?
「片目だけコンタクトレンズを装着して老眼を矯正できる。」
って聞いたことがありますか?
これはモノビジョンと呼ばれる片目だけを矯正する方法です。
例えば、左右とも0.1の場合。
右目を1.0に矯正します。左は矯正しません。
その結果、右目1.0と左目0.1というアンバランスな視界が生まれます。
しかし脳では遠くを見る時は右目、近くを見る時は左目でみようとします。
そのバランスを利用することをモノビジョンと言います。
しかしこの方法は、誰もが向いている矯正方法ではありません。
眼科医でもあまり勧めないことのほうが多いようです。
老眼になったらメガネかコンタクトか?
老眼のコンタクトレンズを使った矯正について紹介してきました。
老眼になった時、最も簡単な方法はやはりメガネです。
しかし老眼をメガネで矯正することにもメリットもありデメリットもあります。
そんな時の選択肢としてコンタクトレンズで老眼対策を考えてみてはいかがでしょうか。
老眼は早ければ30代後半くらいからはじまります。
老眼かな?と感じた時はなるべく早く眼科で検査をして、老眼対策を考えるようにしましょう。
それが、老眼の進行を遅らせることになり、眼精疲労など目の病から守る最も有効な手段になります。