老眼回復ガイダンス

老眼の改善をあきらめないで!

 

老眼になってしまったからといって、その改善をあきらめていませんか?
手術や老眼鏡だけが老眼の改善方法ではありません。

 

毎日ウォーキングやジョギング、筋トレをすることでいつまでもしなやかな体を維持できるように、目も日々の努力で鍛えることができます。

 

毎日の生活にちょっと取り入れるだけで、あなたの目は若返り改善されていきます。
それでは、継続することで、若々しくすこやかな目を保つトレーニング方法を紹介します。

 

目の周辺筋肉を鍛える!

 

改善方法の前に老眼のしくみを解説します。

 

眼の周辺には虹彩筋、毛様体筋と外眼筋があります。
近距離のピント調整異常となる老眼は、主に毛様体筋の衰えが原因です。

 

また、眼の外回りには眼輪筋や上眼瞼挙筋などのまばたきをするための筋肉があります。
目の周辺の筋肉を意識して鍛えることで、血流や代謝がよくなり老眼の手元の見づらさを改善するだけでなく、くまやたるみといったいわゆる「老け顔」の防止や改善効果も生まれます。

 

つまり、毎日数分間の簡単トレーニングで目の周辺筋肉を鍛えることが、老眼の改善と目の健康につながるというわけです。

 

老眼改善の簡単トレーニング3選

 

3段階!遠近スライドトレーニング

 

メガネをかけている方、コンタクトレンズを使用されてい方はそのままおこなって下さい。

 

親指の爪を目から一番近くでピントの合う距離において1秒見る
腕を目一杯のばし、親指の爪を1秒見る
腕はそのままで、親指の爪の延長線上にある対象物をみる 
これらを順番に1秒づつ見ることを繰り返します。

 

このトレーニングは、老眼の原因である水晶体を調節する衰えた毛様体筋を刺激するトレーニングです。

 

ぐっとつむってパッと開く!まばたき体操

 

まっすぐ前を見て、パッと目を開いて2秒間そのままキープ
眼に力を入れたまま、しっかり閉じて2秒間キープ
これを10回繰り返します。

 

この動作を繰り返すことで毛様体筋をほぐす効果があり、他にも眼輪筋や上眼瞼挙筋を鍛えることができます。

 

横へ前へ!動体視力トレーニング

 

年齢とともに動体視力も衰えていきます。
動体視力トレーニングは、眼球を素早く動かし、動いているものを捉えて焦点を合わせることを強化します。

 

動体視力には、横方向と前後方向の動きを捉える2種類あります。
ここでは自分の指を使って行うトレーニング方法を紹介します。

 

横方向の動体視力トレーニング

 

利き腕の親指を1本立てて左右にふり、その指先を目だけで追いかける。
はじめはゆっくりとした動きからはじめて、少しづつスピードを上げていきます。
これを10回くらい繰り返します。

 

前後方向の動体視力トレーニング

 

利き腕の親指を1本立てて前後にふり、その指先を目だけで追いかける。
はじめはゆっくりとした動きからはじめて、少しづつスピードを上げていきます。
これを10回くらい繰り返します。

 

最初は顔も一緒に動いてしまうかもしれませんが、目だけで追うように注意してください。
動体視力トレーニングは内顔筋と毛様体筋を刺激します。

 

 

簡単に実践できるトレーニング方法を紹介してきましたが、これらの老眼改善方法は眼ヨガ、目のストレッチなどの方法でもよく似た手法があり、テレビや雑誌でも紹介されています。
中には9割の人が老眼の改善効果を感じたと言われる「日めくり まいにち、眼トレ2 」という本は特に人気があります。

 

いずれの場合も老眼の原因となる毛様体筋やその周辺筋肉を刺激したり、鍛えることで老眼の改善をねらう方法です。
普段から簡単に取り入れることはできますが、毎日続けることが大切です。

 

基本的には毎日、朝・昼・夜の3回。
そしてこれを3ヶ月は続けるつもりではじめて下さい。

 

また、老眼になると、見えにくいもの、読みづらいものを無理して見ようとすること眼精疲労になりがちです。
疲れ目を感じた時は、簡単な方法として温かい蒸しタオルを目の上にしばらくの間置くことで改善されます。
これも、目の周りの筋肉をほぐして、血流をよくして改善させる方法です。
疲れを感じた時はトレーニングと合わせて行ってみてください。

 

目の周辺に改善が期待できるツボが集中!

 

老眼の諸症状の改善に「ツボ」も効果があると言われています。
老眼の改善効果が期待できるツボを紹介します。

 

睛明(せいめい

睛明は、目がしらを軽く押さえたところのくぼみにあります。
「睛」は眼のことを表していて、眼に現れれる諸症状に効果があると言われています。

 

指圧方法
人差し指で力を入れすぎず、やさしく揉むように行います。
オフィスのパソコンワークや自宅での読書のあと、「目が疲れた」と感じたときにやさしく刺激をあたえてみましょう。
スッキリして疲れ目が改善されます。

 

攅竹(さんちく)

鼻側のまゆ毛のはえぎわにあります。
攅竹を刺激することで目の調整機能を改善させる作用があり、加齢による視力低下、眼精疲労などに効果を表します。

 

指圧方法
眼球に近いツボなので眼に直接当たらないように注意しながら、軽めに押すようにして刺激しましょう。

 

また、同じようの効果のあるツボで、絲竹空(しちくくう)があります。
まゆ毛の外側で指で軽く押さえるとくぼみがあり、そこが絲竹空です。
眼を直接刺激しないよう、やさしく指圧して下さい。

 

魚腰(ぎょよう)

魚腰はまゆ毛の真ん中あたり、ちょうど黒目の上あたりにあります。
水晶体や目の周辺筋肉に刺激をあたえるツボで、老眼や白内障などの効果があると言われています。

 

指圧方法
攅竹と同じく眼球に近いツボなので、直接眼に入らないように気をつけて下さい。
そして親指を使って、やさしく押し上げるように刺激して下さい。

 

太陽(たいよう)

「目医者殺し」という異名を持ち、あらゆる眼病に効くツボとして有名です。
目の様々な症状を緩和させる時に使われます。
場所は、まゆ毛の外側の端と目尻の端を結んだ中間地点から少しだけ後ろに下がった所にあります。

 

指圧方法
人差し指ではじめは弱く、そして徐々に力を加えていくといいでしょう。

 

承泣(しょうきゅう)

 

承泣は近視・遠視・乱視などの屈折異常の原因により引き起こす症状に効果があると言われていています。
とくに近眼の視力回復に期待できるツボです。
他にも白内障、緑内障などの眼病によくもよく効くことで有名です。

 

「承泣」は目の周辺にあるツボの中では、他よりもくぼみが小さいので見つけることが少し難しいかもしれません。
場所は、目のちょうど黒目の下辺り。
眼部の骨のふちにあります。

 

指圧方法
眼球のすぐ近くなので、強く押して指がすべったりして眼に入らないように十分に注意してください。
人差し指で眼を圧迫しないよう、やさしく押し上げるように行います。

 

老眼の改善と目の健康のために!

 

老眼改善のためのトレーニング方法や効果のあるツボを紹介してきました。
これらの方法は、老眼の改善、目の健康のためにに役立つことばかりです。

 

老眼の改善にはトレーニング以外にも、サプリメントによる栄養補給も有効と言われています。
老眼は目の各器官の酸化も要因となっているため、抗酸化作用やアンチエイジング効果のある栄養素を上手に摂取していくことも大切です。

 

人間は外部からの情報の80パーセントを目から取り入れているといわれています。
よく見えることが、あなたの生活の質を上げていくといえるでしょう。
紹介した改善方法を普段から取り入れて、老眼はもちろん目の健康を保っていくようにしてください。